2014東京インターナショナルオーディオショウ
2014_ISA Poster

インターナショナルオーディオショーに行ってきた。32回目を迎える『2014東京インターナショナルオーディオショウ』は9月23日〜25日の3日間、東京国際フォーラムで開催された。初日は大変な混雑だったようだが、2日目は平日だった事もあり一部のブースを除きゆったりと視聴することができた。全体的に年齢層は高めで、すれ違うのは白髪まじりの男性ばかり。めったに若い人は見かけない。各社の誇るハイエンド製品が並び、フラグシップのモデルは並の国産車よりも高い。今年、ハーマンインターナショナル(JBL、Mark Levinsonなど)が出展を取りやめ、代わりにヨシノトレーディングとヤマハが出展した。(ハーマンは7月開始の六本木ミッドタウンの直営店が関係し、参加を見合わせたという。)
今回の『インターナショナルオーディオショウ』で印象的だったのはの各ブースのスピーカーが「よい」音で鳴っていた事。すこし心もとないがその中で気になったスピーカーを幾つかあげておこう。

<Sonja>
Sonja 1.2

アッカのブースには、イスラエルの企業YG ACOUSTICSの「Sonja(ソーニャ)」が置かれていた。聴いたのは「Sonja 1.2」(383万2,500円/1本/税込)。ポルシェデザインの手になる滑らかな曲線に覆われており、キャビネットは航空機グレードのアルミ合金製。かなり音量をあげても全く破綻がない。気味が悪いくらい弾力に富んだ音。緊張感が高い。常に聴くのだったら別のブースで試聴したWestlake Audioのようにゆったり響くスピーカーのほうが心が休まる。

<List>
Vienna Acoustics Listz

ナスペックのブースでオーストリアのVienna Acousticsのフラッグシップモデル「List(リスト)」(100万円/1本/税込)を聴いた。同軸2Wayユニットを収納した高域部分は、低域が入ったキャビネットと分離。角度が変えられため、セッテイングの自由度が高い。マーラーの交響曲がこのユニットにベストマッチ。スピーカーの存在が消えてオーケストラが広がる。さすがウィーンのスピーカーだ。

<Accordo>
SERBLIN Accordo

アークのブースで出会ったのは、伊ソナス・ファーベルの創始者・設計者FRANCO SERBLINが独立後、2作目に完成させた「ACCORDO(アッコルド)」(1,848,000円/ペア/税込)。
ナチュラル・ウォルナットが主な素材で、天板と底板にはウォルナット無垢材を使用。LRは非対称デザイン。スタンドも本体の一部として設計され、ネットワークが収められているので切り離して設置は出来ない。小型SPながら背面ウーファーのためもありオーケストラ等の大編成のものも余裕で再現する。設置する背後に広いスペースが必要なスピーカー。

<Lashe Audio No.5.1>
Lashe Audio No.5

ドイツのラッシェ・オーディオはコロナプラズマ式トゥイーターの技術を持つ会社。駆動部に振動板というメカニカルなものを持たないトゥイーターは驚異的な高域特性とレスポンスを持つ。能率も100dB/mの高感度で他のユニットと組み合せやすい。同社のフラッグシップが「Lashe Audio No.5.1」(4,851,000円/ペア/税込)。癖を微塵も感じさせない滑らかでナチュラルな音。常用するスピーカーにはベストと思わせ資質がある。

<GR160>
フォステックス GR160

国内のメーカーで一番元気なのはフォステックス。NHKのモニターもここのになったし。同社ブースで出会ったのがGR160。16cmウーハーのバスレフ2Way。クロスオーバーが2kHzとオーソドックスなスピーカー。ツィーターの振動板には上級機で使われる純度99.9%のマグネシュームが用いられる。予価が34,000円/1本/税込と大変リーゾナブル。導入者向けの定番スピーカーになるかも知れない。高域がシャキとしてクリアー。低域もバランスがとれている。ハイレゾ音源の再生にはベストマッチ。

<AXISS>
AXISS会場

AXISSは各社のブースがあるガラス棟ではなく、例年D棟5階のホールを会場にしている。あの大容量の部屋の空気をあのレベル(Hi-Fi)で鳴らすという事で、AXISSブースの音にはいつも感心する。鳴っていたのは米国米ウィルソン・オーディオのフロア型スピーカー「Sasha Series-2」(4,752,000円〜5,076,000円/ペア/税込)ほとんどコンサート会場のPAスピーカーと変わらない大音量でなんの破綻も無くハイレゾの音をナチュラルに再生。その能力には頭が下がる。狭い我が家に持ち込むようなユニットではない。
それにしてもどれもなんて高いんだろう。同じ工業製品の自動車と比べても、フラッグシップの製品には違いないが、素材代や加工・製造代なんて全部合わせても十分の一にも届かないのに。
 
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