第5回ポタフェス2014 in 秋葉原
ポタフェス巨大ディスプレイ

6月28日(土)、29日(日)秋葉原のイベントスペース・ベルサール秋葉原で開催された「第5回ポータブルオーディオフェスティバル2014 in 秋葉原」(通称:ポタフェス)の初日に出かけた。入場無料。お昼過ぎに会場に到着したが小雨がパラつくなか、沢山のファンが詰めかけていた。DJイベントも企画されているためか、5月のヘッドホン祭りより若い人の比率がかなり高い。今年の入場者数、2日間で2万人以上とのこと。若い世代を中心にイヤフォーン、ヘッドフォーン及びその関連商品への関心が高まっていることが分かる。
主催は、大阪日本橋と秋葉原に店を構える販売店のe-イヤホン。ちなみに5月に開催されたヘッドホン祭りの主催は東京中野のフジヤエービックだ。

<催事メインテーマは...>
ポタフェス_ポスター

コンセプトは「イイ音もって出かけよう!」。ポスターでも分かるようにカジュアルさを前に出した催しだ。1階はイベントステージ、2階に展示会場、さらに地下1階がライブステージという構成。5月のヘッドフォン祭の後ということもあってか、発表済み新製品の展示・試聴がメイン。Sonyのように今回は出展してないメーカーも見受けられた。
目玉の一つは主催販売店による即売会。1階の物販カウンターには常に人垣ができていた。高額モデルの半額セールなどが人気。メイン会場は2階。メーカーと代理店60社近くが出展。国内外の約140ブランドを展示していた。

ポタフェス会場

<カスタムIEM>
ここでもカスタムイヤフォーンへの関心は高い。人気ブランド、Ultimate Ears、JH Audio、Unique Melody、WESTONEなどの展示・試聴コーナーには常時人が群がっていた。
会場内では、耳型の採取ができる「インプレッション(耳型)採取会」が行われていた。カスタムイヤーモニター(Custom In Ear Monitor)のための耳型採取。カスタムIEMは本来ステージに上がるプロミュージシャンが使うモニター用イヤフィーン。ドライバーにムービングアーマチュア(BA型)を多数使うモデルが多いため大変高価(5〜15万円)。Ultimate Ears購入者を除いて5,200円の費用がかかるが、採取待ちの列が途切れることはなかった。

<マイ音源>
プレイリストを仕込んだiPhone5、ポタアンにnano iDSDそしてiPhone5をホスト側にして使うための魔法のケーブル”Lightning-USB Camera Adapter”の3点セットを持参。音源フォーマットはAIFF 44.1kHz/16bit。リファレンス・イヤフォンも前回と代わらずゼンハイザーのIE8だ。今回は往路の電車の中でnano iDSDは使わず、会場のブースの移動中もなるべくスイッチを切るなどして、電池の消耗に気を使った。そのかいあってiPhone5とnano iDSDのリンク切れは起きなかった(ヴォリューム操作を誤りiDSDのスイッチをOffにしてリンクを切ってしまう事はたびたびあったが。)

Hugo
iPhone5とCamera Adapterの組み合わせは、出展のポータブルアンプに直接つないでマイ音源での試聴を可能にしてくれた。
タイムロードさんのテーブルに行って、英国Chord社のHugoを試聴してきた。まさにポータブル(ポケットに入らないが)の頂点。IE8も繋いでみたがオーバースペック。耳へのセットの仕方が多少甘くても素晴らしい音が出てしまう。いつまでも聴いていたくなる様な音だ。

Herus DAC
Resonessence Labsでは超小型のHERUSを試す事が出来た。内蔵電池を持たないためUSBバスから電源を取る。iOS機器(iPhone、iPad)にはチョット苦しい仕様。ESS Technology社の最新DACチップES9010-2Mを搭載。PCM 352.8kHz/24bit、DSD 5.6MHzにフル対応。うるおいは少くないがキチッと正確な音が再現された。

DA300USB

DENONのテーブルでは前から気になっていたDA-300USBにマイ音源を繋いでみた。ポータブルより一回り大きいデスクトップサイズ。カメラアダプターでしっかりリンクした。華やかさは無いがどっしりとした音。アダプタプラグの具合が悪くてIE8では充分評価できなかったが、ハイレゾの再生で真価を発揮しそうなモデルだ。

iFI-Audioの話題作「micro iDSD」の最終版のモックアップも見た。手持ちのnano iDSDの上位モデル。DSDは最大512(11.2MHz)、PCMは最大768kHzまでサポートする。価格は7万円を切る69,000円。iOS機器用USBカメラアダプタやハイレゾWalkman専用ケーブルを直接挿せるオス型のUSB-A端子を搭載している。

<印象に残ったイヤフォンとヘッドフォーン>
■ Philips SHE9710 実売 ¥2,300
SHE9713(S)

1階エントランスのフィリップス特設ブースで衝撃的な出会いをした。エントリーモデルでこんな素晴らしい音を鳴らすイヤフォーンがあるとは知らなかった。実は1万円台の製品と思って聴いていたのだ。前身のSHE9700、通称「キューナナ」は、今から5年以上前に発売され、瞬く間に人気No.1となった伝説の持ち主。9710はその後継機。本体に空気穴の「ターボバス孔」を設け、空気の流れによって再生能力を高める設計が施されている。音の調整・音決めも上手い。深みのある低音域とクリアな高音域がうまく調和している。少なくとも50時間は鳴らし込んで聴いて欲しい。会場では4色全てのモデルが展示されていたが、青色のSHE9713が試聴機の中では一番エージングが進んでいたようで、納得できる音が出ていた。

■ Fidue A83 実売 ¥35,000
A83

Fidue(フィドゥー)という中国ブランドの新イヤフォン。低域にダイナミック型を1基、中高域にムービングアーマチュア(BA型)を2基を組み合せたハイブリッド・ドライバーを搭載する。組合わせのバランスが非常に良く、音が正確に定位する。まだ鳴らし込んでいない状態なので高域がきつく聴こえるが時間がたてば解消する。低域の力強さは特筆もの。かなり音量を上げても音は崩れない。中国でもこんな優れた音決めが出来る技術者がいることにビックリ。

■ beyerdynamic DT 770 PRO 実売 ¥20,000強
DT770
日本では開放型のDT 990 PROが売れているが、海外ではこの770 PROがベストセラーになっている。もちろんプロの現場ではごく”普通”に使われている。どのジャンルを聴いても、どんな音を聴いてもそつなくこなすのが身上。中音域の出方がソースどおり正確に再生されるので安心。自宅では開放型のAKG K701を使っているが、密閉型も欲しい。買うならこれだ。なお250Ω=カールコード、80Ω=ストレートとインピーダンスとケーブル(3m)が異なる2モデルがある。ポタアンなどと組み合せるのだったら、80Ωモデルがお薦め。

<プレイリスト>
マイ音源としてiPhoneで持参したのは自宅のiTunesライブラリで作ったプレイリスト。全てリニアPCM、AIFFのファイルだ。前回のプレイリストに曲順・収録曲ともに変更を加えVer.2を作った。ポップス界を代表するディーヴァ(歌姫)達、セリーヌ、マライヤ、ホイットニー、マドンナそしてサラ・ブライトマンなどの曲目には変更無し。
Dance Tracks Ver.2 index 
 
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