春のヘッドフォン祭 2014
ポスター(改)

連休明けの5月10・11日中野サンプラザで開催されたフジヤエービック主催の「春のヘッドフォン祭 2014」の初日に行った。昨年10月に青山で開催された「秋のヘッドホン祭2013」につづいて再度の挑戦だ。会場はサンプラザの11階、13階〜15階。90以上のヘッドホンメーカーと販売会社が出展。入場は無料。
昼過ぎにサンプラザに到着したが、会場までのエレベーターが限られているため、建物の外にまで入場待ちの列がつづいていた。イヤホンとヘッドフォンだけのイベントなのに集客力すごい。4,000部用意した公式パンフが午後4時前には底をついてしまう盛況。初日だけで5,000人の入場者だったと言う。40才以下の男性中心。若い女性の姿もかなりみられる。髪が白い年配の方の姿は秋の「インターナショナルオーディオショー」と違いちらほらとしか見えない。

<催事メインテーマは...>
Headphone Fes 2014 春 会場(2)

会場がフジヤエービックの拠点の中野に戻ったこともあり、ライブや講演等の催しものは控え目、本来の製品の展示・試聴、即売がメインのシンプルな催事となった。
ポスターの絵柄を飾ったのはフォステクスの平面駆動型ヘッドフォン「TH500RP」。主催者の本音は『“平面振動板”を採用した高級ヘッドフォンを今回の催事の目玉にする』だったかも知れない。フォステクスとともに、米国のHiFiMANも新しい平面駆動方式を採用した「HE-560」をお披露目。同じくOPPO Digitalも発表直後の平面駆動の「PM-1」をブースに並べていた。「PM-1」をOPPOのブースで聴いてみたが、滑らかな音だが若干ダイナミックレンジが狭いように感じた。フォステクスやHiFiMANのブースは6階だったので残念ながら見ていない。
常連さんにとってのお目当ては高価なオーダーメイドのカスタムイヤフォン。バランスド・アーマチュア(BA)型が中心で価格は20万円以上。本来はプロユースでステージにあがるミュージシャンのモニタ用。
須山歯研ブース(FitEar/フィットイヤーの展示・試聴)、イヤモニの神様であるジェリーハービーのJH Audio(Roxanne/ロクサーヌの展示・試聴)双方のブースがある14Fの一角は若い人達で常に賑わっていた。耳の型取りをしなくて済むユニバーサル・タイプが人気のようだが、1個15万円以上もするイヤフォンに手が出るわけないし、BAの振動子を10個以上(15個?)組み合せたカナル型(耳栓型)イヤフォンは気味が悪いのでパス。

Headphone Fes 2014 春 会場(1)

<マイ音源&2段重ね>
「ヘッドホン祭」来場者の多くはマイ音源持参で入場する。iPhone5Sなどのスマホ派も多いが、SonyのポータブルウォークマンNW-XZ1やF887を持つ人も目立つ。アイリバーのAstell&Kern AK100片手にまわる人の姿も見られた。
この催事ではポータブルアンプ(通称:ポタアン)との2段重ねを持つ人が多いのもの特徴。その一部を紹介するとSony PHA-2(Walkman F887の組み合わせ多し)、Fostex HP-P1、iBoss D55など。iBossは他のモデルも多かった。最後にiFIのnano iDSD。iPhone又はSony NW-XZ1を組み合せた2段重ね。会場で4、5人はみかけた。実は私もその一人。Lightning-USB Camera Adapterでnano iDSDとiPhone5を接続し、ゼンハイザーIE8で聴くスタイル。今回はフィールドテストも兼ねて持ち込んだ。音源フォーマットはリニアPCMのAIFF。プレーヤはiOS純正の「ミュージック」だ。

<印象に残ったイヤフォン>
■ ヤマハ EPH-50 実売 ¥7,000
2010年から米国で販売されていたが、最近国内でも発売。装着感が良く軽い。フラットに近い音。高域がもっと滑らかなら高級機だ。
Yamaha EPH-50 (S)

■ KEF M200 実売 ¥20,000強
ダイナミック型のドライバー2基を内蔵する”DDD(Dual Dynamic Driver)方式”。早い話2Wayのイヤフォーン。同社お得意の同軸スピーカー技術を生かしているとか。価格だけの価値はある。ハンガーが気になるのと、イヤーチップが付けやすいともっといいのだが。
KEF M200 (S)

■ SONY MDR-EX1000 実売 ¥41,500
ソニーのコーナーで幾つかインナーイヤーを聴いて首を傾げていたらこれを薦められた。さすがにフラッグシップだけあってフラット。中域は低域に邪魔されずはっきり聴こえて破綻も全く無い。お金があったら一つ欲しい。
Sony MDR-EX1000 (改)

■ Etymotic Research ER-4S 実売 ¥25,000
これはカナル型の原点ともなった名器(1991年から今現在まで売られている)。BA方式。シングルドライバーのモデル。ちなみに2004年に買った同社のER-6iは私のHi-Fiイヤフォーンリスニングの原点ともなった。さてER-4Sだが、100Ω 音圧感度108dBと能率低めなのでポタアン無しでは本格駆動はなかなか難しい。今回nano iDSDとはベストマッチ。音量を上げれば上げる程、帯域とダイナミックレンジが広がって行く。ER-6iと比べて値段だけの事はあると感じた。
ER-4S

■ Shure SE112 推定小売価格 ¥5,000
SHUREブースは、発表したばかりの「SE112」を中心とした展示内容。同社のエントリーモデルだが自信作。iPhone5+nano iDSDのリンクが復活しなかったトラブル(後述)のため残念ながら試聴は割愛。

<USB Camera Adapter>
AppleはCamera AdapterでiOS7のiPhone(iPhone 4以降)が外部機器とデータのやり取りが出来ると公式に認めているわけではない。あくまで個人の責任でというスタンスだ。
最初にiDSDの電源を入れて(音量ツマミを右に回せばON)、次にiPhoneに接続したUSB Camera AdapterにUSBケーブルを繋ぐ。それから「ミュージック」を起動すればiPhoneとiDSDのリンクが成立して、iDSDのフォーン端子から音が出る。手順さえ覚えれば実に簡単。最初はなんの問題も無くiPhoneとリンクされていたが、会場を回る途中からリンク切れの現象が起き始める。スリープがかかったりイヤフォーンを換えたりするとリンクが切れてiDSD側から音が出なくなる。iPhoneの再起動でリンクを復活させるのだが、最後には何度再起動をかけてもリンクしなくなってしまった。iDSDのインジケータで時々赤色が点灯していたのでバッテリー残量が少なくなったためか。ポタアンとして音は文句無しだが、リンクがもっと安定して欲しい。iOS7のアップデート待ち。

iPhone5+nano iDSD
会場で使ったiPhone5とnano iDSD

<プレイリスト>
マイ音源として持参したのは自宅のiTunesライブラリで作ったプレイリスト「Dance Tracks」。70年代懐かしのクラッシック・ディスコではなく、80年代から2000年頭までの女性トップアーティストのダンストラックを中心に組んだもの。80年代NYのゲイディスコでかかるようなHi-NRG(ハイエナジー)風の選曲になっている。New OrderやPet Shop Boysも入りロックンロールもので締める構成。低域の再生能力だけでなく、中域がどれだけクリアーに出せるかで勝負が決まる。
「Dance Tracks」曲目表
収録曲数:19曲  演奏時間:79分30秒(ポーズ含む)
 
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