iFI-Audio nano iDSDがやってきた!
nano iDSD (S)
英国iFI-Audio社のUSB-DAC+デジタルヘッドホンアンプnano iDSDをゲットした。品薄にもかかわらず、フジヤエービック(中野)に在庫があり、消費税が上がる直前に実売価格の2万5千円を下回る金額で手にすることができたのは幸運だった。
実際に手に取ってみると、nano iDSDは小型モデルとはとても思えない、圧倒的なスペックのDACだ。最大384kHz/32bitのPCM再生だけでなく、6.2MHzのDSDを再生する能力まで持つ。数十万円する据え置き型のDACでも、ここまでのスペックを持つものはなかなか無い。
購入の目的の第一はDSDのネイティブ再生。MacBook ProのAudirvana PlusならDSDからPCMへのソフトウェア変換を何の苦もなくやってくれるが、DSD音源をネイティブ再生出来る環境も手に入れたかった。FireFace UCX導入のタイミングでDSD変換の機能も持つDACと考えていたのだが、『Apogee Duet 2 vs RME BaybeFace』で頭が一杯になり、DSDのことはすっかり後回しになってしまった。
昨年後半からDSDネイティブ再生可能な小型で安価なDACが次々登場し、DSD専用機を無理やり考えなくても選択肢が増えた。
品薄が続き入手が難しかったのが人気機種のnano iDSD。スペックを見ると内蔵バッテリーを持ち、モバイル(iOSやAndroid)にも対応する世界初のDSDネイティブ型ヘッドフォンアンプとのこと。SPDIF出力(PCM 192KHzまで)を持っているので、手持ちのFireFaceやSRC2496に接続してDDコンバーターにも使える・・・。この日は中野での買物のあと渋谷に寄り、アップルストア渋谷店でLightning to USB Camera Adapterケーブルを買って帰宅した。

<iFI-Audio>
iFI-Audio社はロンドンに拠点を置くハイエンド・オーディオのメーカーARM(Abbingdon Music Research)の子会社だ。若者向けのヘッドフォンオーディオに特化した製品開発で、PCオーディオブランドとして人気を高めている。親会社ARMの高級DACのDP-777($5,000)は「Audirvanaが初期のころにインテジャーモードをテストするのにARMから提供を受けた機材」とのこと。( 参考:Music TO GO!「欧州の新しいPCオーディオブランド、iFiのDAC・アンプとiUSB Power」)AudirvanaとiFI-Audioが繋がりがあるなんてビックリ。

AMR DP-777
ARM DP-777
DP-777は日本には登場していないが、米国のオーディオショーではAyre Acoustics社のQB-9($2,500)と比較され、値段の差だけの事はあるとかなり高い評価を受けたようだ。

<iDSD 概略スペック>
・DACチップ:テキサスインスツルメンツ/BurrBrown:DSD1793
・デジタル入力:1系統 USB×1(TypeB)
・デジタル音声出力:SPDIF RCA同軸 (PCMのみ192KHzまで)
・アナログ音声出力:RCA×1系統(可変 / 最大でライン出力)
・アナログ音声入力:なし
・ヘッドホン出力:ステレオミニ×1(可変)
・最大出力 : 130mW
・外形寸法:W123mm × D127mm × H48mm
・電源 : リチウムイオン電池(常にバッテリーで作動)
・連続作動時間:10時間超
・充電 : USBバスパワー
・重量 : 162g
・対応フォーマット :
(PCM)44.1/48/88.2/96/176.4/192/384kHz、
(DSD)2.8/3.1/5.6/6.2MHz、(DXD)353/384kHz

iDSD PKG contained

<試聴環境>
PowerBook Pro 2.8GHz Intel Core i7 OS 10.7.5
iTune 11.1.5 + Audirvana Plus 1.5.12
Headphone:AKG K-701
Amp:Denon POA-7.5、 Speaker:AURATONE 5C (pair)

<Integer mode>
MacBook ProではUSB 2.0 標準ドライバーが自動的に適用され、nano iDSDから音を出力すると、Audirvana Plusの画面上で正しくINTモードが表示される。現行のAudirvana Plus 1.5ではOS-X 10.7 Lionで使えなくなっていたinteger modeが使えるようになっている。ダイレクトモードをonにすればinteger modeが有効になる。

integer mode 02

<Impression>
さて音の評価だが、意外にも中域~中低域が充実している。空間の再現性もPCMではFireFace UCXには敵わないものの、澄んだ広がりがある音。(direct modeやinteger modeの効果?。)時々中高音の固さが気になったり、低音部のふくらみが好みの範囲をはずれたりすることがある。iFI-Audioのハイレゾ機器も親のARM社のものに負けないくらいバーニング(エージング)の時間が必要なのかもしれない(数百時間?。)短いUSBケーブル(0.5m)は付属のものを使用しているが、近日中にFormula 2かFormula GT2を購入しようと思っている。

<DDコンバーター>
一番驚いたのはiDSDをDDコンバーター(USBからSPDIFへの変換)として使ってみた時。光同軸RCAでBehringer SRC2496に繋いで音を出すとハイクラスのDACと思われる様な滑らかな再生音となる。特にCDからリップした16bit/44.1kHzのファイルでその効果は大きい。FireFace UCXもDDコンバーターの恩恵を受けるがSRC2496ほどではなかった。USXの入力インターフェースのDD変換部が厳重に設計されているためかもしれない。

<課題>
Windows 8.1環境(JRMD、Foober 2000)でのチェックとi0S 7.1(iPhone 5+Lightning to USB Camera Adapter)でのHi-Res PCMとDSDネイティブ再生の実験はこれからだ。
 
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