『New York』をテーマにプレイリストを作る
New York image photo

MacBook ProにiTunesのライブラリーを再構築して1年半が経つ。久しぶりに改訂や更新ではない新規プレイリストを作成した。
iTunesの検索窓に偶然”New York”と打ち込んだところからこの件はスタートする。フランク・シナトラ関連の調べものだった。”New York”でヒットした曲が表示画面にズラリと並んだ。なんと16曲。セックス・ピストルズの「New York」、Tレックス「New York City」も入っている。ビージーズのデビュー曲「ニューヨーク炭鉱の悲劇」もある。
表示されたサイモン&ガーファンクル(S&G)とエヴリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)の「The Only Living Boy in New York」はもちろん同一曲。さらにシナトラの「New York, New York」が検索結果に並んで表示されているのを見て、『New York』で新たなプレイリストを作ってみようという気なった。
ピストルズとTレックスを除外して残りのタイトルを『New York』と付けた新規のプレイリストに放り込む。チェックしながらイメージから遠い曲はどんどん外す。シカゴの「Another Rainy Day In New York City」、ボズ・スキャッグスの「Do Like You Do In New York」さらにドン・ヘンリーの「New York Minute」も。ビーチ・ボーイズの「Girl From New York City」もリストから削除。最終的にビージーズの「ニューヨーク炭鉱」もお引き取り願う。出来上がりのイメージがズレそうだからだ。最初のリストに無くても、マンハッタンやブルックリン、ブロンクスなどのNYCの地名そのものや、建物や橋、公園などが歌われている曲は重要な候補。NYC出身のミュージシャンやNYと関わりの深いアーチストの曲も大歓迎。イメージはどんどん膨らんでいく。
<コンセプトを決める>
Chronicle(年代別)物のカテゴリではなく、特別テーマ(映画音楽、地名、Instruments)のカテゴリに入るコンピレーションだ。
1) New Yorkを象徴する様な曲を集める。
2) 文化・演劇・音楽の最先端、大都会のイメージ。
3) NYだから50年代のドゥワップの名曲も。
4) ロウアー・マンハッタン、ミッドタウンの雰囲気がある曲。
 
<New Yorkを象徴する作品>
NY_Famous_Catalog_PKG

■ West Side Story
New Yorkを舞台にしたミュージカル(映画)。アーサー・ローレンツ脚本、レナード・バーンスタイン音楽、スティーヴン・ソンドハイム作詞、原案ジェローム・ロビンズ。『ロミオとジュリエット』を下敷きに、若い男女の2日間の恋と死が、非行グループ・ジェット団(ポーランド系)とシャーク団(プエルトリコ系)の抗争とともに描かれる。1961年、ロバート・ワイズとジェローム・ロビンス二人の監督の手で映画化。撮影は現在リンカーンセンターとなっている59丁目~62丁目あたりのウエストサイドの再開発地区を使って行われた。映画はマンハッタン上空からの俯瞰ショットで始まる。シャーク団の踊り「America」とトニーとマリアの愛の歌「Tonight」の2曲を使う。
■ Billy Joel
ブロンクス生まれ。New Yorkを代表するシンガーソングライター。NYのプロデューサー、フィル・ラモーン(Phil Ramone)との強力なコンビで「素顔のままで」や「ニューヨーク52番街」などの大ヒット作を次々と世に出した。
・「New York State of Mind」
僕の心はニューヨーク行ってる。だからハドソン・リバー線のグレイハウンドバスに乗ると歌うNYへの讃歌。
・「Uptown Girl」
マンハッタンのUptownはセントラルパークの両側に広がる高級住宅地と文教地区(リンカーンセンターやNY大学)。東京の山の手にあたる。山の手のお嬢さんへの想いを歌う。
■ Simon & Garfunkel
二人とも生まれも育ちもニューヨーク。New Yorkを代表するフォークロック・デュオ。
・「The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)」
マンハッタンとクイーンズを結ぶクインズボロー橋の歌。マンハッタン側は59丁目と60丁目の間にあるのでこう呼ばれる。
・「The Only Living Boy in New York」
ガーファンクルはメキシコに映画撮影に。NYに残されたポール・サイモンは「明日に架ける橋」の曲作りにいそしむ。少し恨みが混ざったガーファンクルへのメッセージを歌ったもの。「明日に架ける橋」に収録。

■ EBTG 「The Only Living Boy in New York」
コンピレーションのオープニングを飾る。英国のネオ・アコースティックのポップ・デュオ、EBTGが歌うS&Gの曲(前述)。EBTGはリード・ヴォーカルのトレーシー・ソーンとベン・ワット(ギター、キーボード、ボーカル)の二人。
■ The Framingos 「I Only Have Eyes For You」
ロマンティックなドゥアップ・ナンバー。NYのインディ・レーベルEndレコードから発売された。この曲はジャズのスタンダード・ナンバーともなっている。
■ Sting 「Englishman In New York」
俺はエイリアン。ニューヨークの英国紳士さと歌う。スティング2作目のソロアルバム「Nothing Like The Sun」に収録。リフレインが不思議な響きを持った曲だ。
■ Pet Shop Boys 「New York City Boys」
ビレッジ・ピープル「YMCA」や「Go West」路線のナンバー。NYのゲイ・ディスコの定番。NYでこの手の曲のカテゴリーはハイエナジーと呼ばれた。
■ Carmen Cavallaro 「Manhattan」
本来は「Autumn In New York」が検索でヒットしたのだが、演奏が芳しくない。「Manhattan」ならタイトルも演奏も文句無し。
■ Henry Mancini 「Moon River」
作詞ジョニー・マーサー、作曲ヘンリー・マンシーニの名曲。映画『ティファニーで朝食を』の主題歌。実際に主演のオードリー・ヘプバーンが五番街のティファニーの前で朝食をとるシーンが撮られた。

US移民局
Ellis Island: Immigration and Naturalization Service
■ The Pogues 「Fairytale of New York」
アイルランド移民として成功を夢見てニューヨークへ渡った老いた男女の回顧録。Poguesの定番Xmasソング。アイリッシュ・フォーク・スタイルのバラード。ゲストの女性ヴォーカル、クリスティ・マッコールの歌が光る。
■ Barbara Streisand 「People」
NYCウィリアムズバーグ生まれ。ブルックリンで育つ。New Yorkを代表する女優、歌手。「People」は1964年に全米1位を記録した彼女の代表曲。
■ Madonna 「Crazy For You」
1980年代初頭のニューヨークのダンスクラブ・シーンから登場したマドンナ。セレブが集まったクラブ『スタジオ54』でのプロモーション・イヴェンは伝説となった。「Crazy For You」はマドンナにとって2番目のNo.1シングル。ダンス・ポップ系楽曲が中心だったマドンナを新しい方向へ導くバラッド曲となった作品。
■ Christpher Cross「Arthur'sTheme(Best That You Can Do)」
邦題は「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」。映画『ミスター・アーサー』に使われた。私のテイストではないが日本でもヒットしたので。

Imagine Monument
Imagine Monument in Central Park
■ John Lennon 「Give Peace A Chance」
New Yorkに居を移し、1980年40歳で凶弾に倒れたジョン・レノンが歌うのは反戦歌。プロデューサーはフィル・スペクター。セントラル・パークには「Imagine」のモニュメントがあり、毎日ファンによって花が手向けられる。命日12月8日。
■ The Velvet Underground 「Sunday Morning」
ルー・リードはブルックリンの出身。検索では「New York Telephone Conversation」がヒットしたがイメージに合わず、彼の参加したべルべッツの「Sunday Morning」を選択。ウォーホルによるバナナのジャケットで有名なアルバムのトップを飾る曲。ルー・リードは2013年10月27日、日曜日の朝に71歳で亡くなった。合掌。
■ Frank Sinatra 「New York, New York」
ヤンキースが勝利するとヤンキースタジアムで流れる曲。NYの華やかさをこれほど感じさせる曲はない。ここではシナトラ72歳の時のライブ録音を使用。驚くほど溌剌と歌っている。
■ The Five Satins 「In The Still Of The Night」
エンディングを飾る曲は1950年代ドゥアップの代表曲。オールディズがかかるNew Yorkの人気FM局WCBS FM101.1でテーマ曲のように流される。夜はまだ長い・・・。

<Index>
New York Index
収録曲数:20曲     収録時間:75分52秒(ポーズ含む)
 
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