Audirvana PlusとHDTracksでハイレゾに挑戦 2
HDtracks警告

HDtracksでカートに入れようとしたところ、「レーベルの意向であなたの国には販売できない」の警告が出てがっかりした経験をされた方は多いと思う。以前は決済にPayPalを利用すれば暗黙の了解で購入が可能だったようだが、最近メジャーの締め付けが厳しくなり、カートに入れることができないタイトルが増えてきた。
原則的には海外には販売できない米国国内向けの配信サイト。メジャーの意向に従い販売テリトリーを遵守せざるを得ないのは仕方ない。米国外へのライセンスに問題があるカタログやレーベルは日本からアクセスしても見えないように運用されている。作品タイトルで直接検索をかけても「お探しのものが見つかりません。」となることが多い。

原則として米国在住が条件である事はあくまでもサービスを提供する側の論理。テリトリー外に所在するユーザーからの引き合いに対しても制限を加える場合には、動画再生や放送音源の地域制限などと異なり、独禁法上で違法又はグレーの可能性が極めて高い。(少なくとも音源ファイルはCDと異なり再販売価格商品ではないので独禁法の適用除外にならない。)まあネットに関しては法整備が追いついていないのは確かだ。

【アクセス制限の回避】
配信サイトでアクセス元のIPアドレスで判別しているのか、購入者情報で判断しているのかは詳しいことは不明。しかし次の方法をトライしてみることは有効だ。コピーガードを解除した訳ではないので、少なくともお金をちゃんと払っていれば、ダウンロードしても著作権的には問題ないと考える。(あくまでも自己責任で)。

1) PayPalアカウント
PayPalロゴ改訂
購入者情報を直接サイトに登録しないでよい方法がPayPal使う決済方法。支払にそなえてアカウントを用意しておく。PayPalはメールアドレスがIDとなるため、カントリーコードに"JP"が付かないGmailなどのアドレスを用意する。Macユーザー、iPhoneユーザーならばiCloudのアドレスも良い。海外のサイトで利用する機会も増えそうなので、ぜひこの機会にアカウントを作ってしまうといい。

2) 海外のプロキシサーバーを利用する
Proxyイメージ
日本からの直接アクセスではないのでサイトの地域制限を回避できる可能性が高い。フリーで使える米国のproxyを検索。ブラウザーに設定してアクセスする。使用するブラウザーでFirefoxの場合は「プライベートブラウジング」、Chromeの場合は「シークレット モード」に切り替えて使う。
Proxy Search Engine>: http://www.cybersyndrome.net/
「Country Code」のページで米国(US)のproxyを検索する。表示されたアドレス一覧からアドレスを選択。ブラウザーにIPとポート番号を設定する。提供されたIPが全て正しく動くとは限らないので、手間と時間がかかるのは覚悟。

3)Torブラウザーを使う
Torロゴ
IP制限されたサイトに対して絶大な効果があるのはこの方法だ。
今回【ハイレゾ音源(2)】カーペンターズ Singles 1969-1981の購入にはこれを使った。日本では遠隔操作犯人が使用したソフトとして有名になったが、元々軍用の通信システムとして開発されただけにだけに信用度は高い。TorはP2P技術を使い、経由地として無作為に選ばれた各国のサーバーを中継点に接続先にアクセスする。
Tor Browserには設定を容易にするVidaliaと全ての設定済みのFirefoxがセットになったTor Browser Bundleが提供されている。これをインストールすればよい。起動してコネクションの用意ができたらブラウザーでサイトに接続するだけ。「支払手続き」を済ませれば、別アプリの「音源ダウンロード」はIPアドレスによる排除機能はないので、ブラウザを閉じてTarやプロクシは解除しても大丈夫。
Tor Browser Bundle>:https://www.torproject.org/download/download バイナリーでWinやMac用以外にLinux、スマートフォン用などが用意されている。

Singles 1968-81 PKG画像

【ハイレゾ音源(2)】
タイトル:Singles 1969-1981
アーチスト:The Carpenters
フォーマット: 96kHz/24bit AIFF
全10曲 収録時間75分24秒 2.67GB
価格: $16.18 USD (クーポンで10%割引)
現在カーペンターズの音源は日本からのアクセスでは見る事ができず、検索にも引っかからない。そもそもレーベル一覧にA&M Recordsが出てこない。アクセス制限が徹底している。
かつてはSACDで出ていて(現在は廃盤)市場では中古盤に1万円を超える高値がついている。オリジナルのSACDはリミックスされた2chとマルチを別層に収録。その2chマスターがハイレゾ用になっている。画面表示では48kHz/24bitであったが、実際にダウンロードして確認すると96kHz/24bit。大元のデジタルマスターは96kHz/24bitのハズなので、オリジナルのコピーがハイレゾ用に使われているようだ。SACDのDSDマスターを変換したものでないのが嬉しい。ストーンズ購入の特典で送られてきた10%引きクーポンを利用して購入。

Audirvanaとカーペンターズ

さすがに「一家に一データは持っておきたい名盤」と高い評価を得ている音源の事だけはある。音が出たとたん思わず口元が緩んでしまう。音量を上げようと絞ろうとセンターのカレンの大きさは変わらない。重心の低い過不足のないサウンド。兄のリチャードが常識では考えられない時間と手間をかけて完成させた究極のミックスとマスタリングだ。カレンに対する愛情とリスペクとが痛いほど感じられる。カレンは大のお気に入り女性ヴォーカル3人の一人。ちなみに後の二人はピーター・ポール&マリーのマリー・トラヴァース(Mary Travers 故人)そしてABBAのアグネッタ(Agnetha Fältskog)だ。
なお通常のCDを購入されるなら22曲入り「青春の輝き (Twenty Two Hits of The Carpenters)」(1995年発売)がお薦め。曲のリミックスは本作とほぼ同じ。CDの44.1kHz/16bitの規格を効率的に使ったマスタリングが見事。音のよい盤だ。
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