私家版「クリスマス・ソング Deluxe」を作る
Midtown Xmas Display
六本木ミッドタウン Xmas Display 2011.12.15

いよいよ師走となった。我が家ではこの時期になると、普段は奥にしまってあるXmas物のCDを居間のCDラックに移し替える。洋盤クリスマスCDに「クルミ割り人形」や賛美歌物も入れると30数枚になる。気が向いたら作ってきた私家盤クリスマス・ソングのCD-Rを加えると50枚ちかくの数になる。今月は音が安定するまで小一時間かかるプリメインアンプの DENON PMA-S1は年内は火を落とさない。
ブログに書いた様に、今年3月に自宅のCD全てをリッピングし直して、Mac Book ProのiTunesでMusicライブラリーを新たに構築した。クリスマス物の音楽ファイルも新たにリッピングし直されている。これまでのiMacのiTunesのライブラリーをもとに作ったCD-RのXmasコンピレーションと音を比較したくなった。Mac Book ProのiTunesのライブラリーでクリスマス・コンピレーションをあらたに1枚作ってみた。当然、これまで蓄積された洋楽クリスマス・ソングのベスト盤的なものになる。レコードメーカーではライセンスの問題で決して組み合わせる事の出来ない、夢の組み合せがプライベートユースの私家盤では可能だ。
<主な企画意図>
1) 洋楽ポピュラーのクリスマスソングの定番曲を収録。
2) 50年代〜60年代アレンジやオーケストレーションのスタンダード曲を入れ、ノスタルジックな雰囲気を打ち出す。
3) 歴史的名作 フィル・スペクター、シンガーズ・アンリミテッド、ビーチ・ボーイズのXmasアルバムをフィーチャーする。
4) 新作物は押さえ気味。リピート演奏に耐えられるオーソドックスなクリスマス・アルバムにする。


<80年・90年代にメガヒットした洋楽のXmasソング>
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バンドエイドやワム!、マライアなど80年代・90年代洋楽のXmasソング。これに日本の山下達郎「クリスマス・イブ」を加えればアラフォーまでパーフェクトにカバーできるかな。
・Last Christmas:Wham!
80年代を代表する新クリスマス・ソングの代表格。Human Natureの歌うアカペラ版も収録。
・Do They Know It's Christmas?:Band Aid
1984年、エチオピアで起こった飢餓を受け、英国・アイルランドのスーパースターが集まって結成されたチャリティー・プロジェクトが歌う。これに触発されるかたちで米国で「We Are The World」が作られた。英国では歴代シングル売上げ1位。
・All I Want For Christmas Is You:Mariah Carey
1994年に発表されたマライヤの「Merry Christmas」(4th Album)に収められた自作曲。アレンジはあきらかにフィル・スペクターを意識したもの。この曲に続くボビー・ソックスの「The Bells Of St. Mary's」と奇麗に繋がる。

<クリスマス・アルバムの名作>
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・A Christmas Gift For You from Phil Spector
1963年。ウォールオブサウンドで作り出したクリスマスソングの傑作。レーベル所属のロネッツやクリスタルズを好きな様にキャスティング。〈ベスト・オブ・フィル・スペクター〉というべき内容。完全モノ・ミックス。ボビー・ソックス「The Bells Of St. Mary's」、「Here Comes Santa Claus」とロネッツの「ママガサンタにキスをした」3曲を収録。
・Christmas/ The Singers Unlimited
1971年。元ハイローズのジーン・ピュアリングが率いる女声1名、男声3名の4人組。シカゴで結成。独BASF傘下のMPSレーベル(オスカー・ピーターソンがいた)に作品を残した。多重録音の技術を前提としたスタジオ録音のみのグループ。一人が複数パートを歌い4声を越えるハーモニーを作る。約1分半と短い3曲を放送番組などで使用されるジングル風の効果を狙って収録。
・Merry Christmas From The Beach Boys
5曲のオリジナルと7曲のスタンダード曲が収録される。スタンダード・ナンバーのアレンジは、ストリングス、ヴォーカル共に、ザ・フォー・フレッシュメンも手がけたディック・レイノルズによるもの。ここでは3曲のスタンダード曲を使用。彼等のコーラスがフォー・フレッシュメン由来のものというのがよく分かる。

<本来はクリスマス・ソングではないが>
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Snow/ Claudine Longet
クロディーヌ・ロンジェはフランス出身の歌手・女優。元夫は歌手の故アンディ・ウィリアムズ。殺人事件を起こし有罪。引退する。本作はA&Mのソフトロックの傑作アルバムと言われる1968年「恋はみずいろ」の中の一曲。プロデュースがトミー・リピューマ、アレンジがニック・デカルロの豪華組み合せ。「雪の無いクリスマスなんて。・・・雪を夢見て眠る。」と歌う。
これに続くのが雪の降らない土地のクリスマスを歌ったアーヴィング・バーリンの「ホワイト・クリスマス」。定番のビング・クロスビーのものではなくアレンジの関係でペリー・コモのものとなった。
Suo Gan/ The Ambrosian Junior Choir
スティーヴン・スピルバーグが監督・製作「太陽の帝国(Empire of the Sun)」1987年の主題曲にあたるもの。第2次大戦下の中国を舞台に、日本軍の収容所の中で過ごす11歳のイギリス少年の成長過程を描く作品。J・G・バラードの同名の小説を基に脚本が書かれた。「Suo Gan」は映画のオープニングで、主人公の少年がリード・ヴォーカルをとる聖歌隊の練習で歌う歌。聖歌ではなく子守歌らしい。少年が特攻機の出撃を見送りながら、この曲をソロのアカペラで歌うシーンも感動的。
Climb Ev'ry Mountain (Reprise)/ Original Soundtrack
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のエンディングテーマ。クリスマス当日、トラップ一家はアルプスを越えてアメリカに亡命する。歌声が聴こえ、20世紀フォックスのマークが出て終わり。お疲れさまでした。

コンピレーション作品をつくるのに最も重要なのは選曲とともにマスタリング。
これには「(1)曲順」、「(2)曲間調整」、「(3)楽曲の音量(レベル)」が必要になる。
(1) iTunesに「プレイリスト」を作りその中でドラックして曲順を決定する。
(2) CD-Rを焼くのに使うソフト「Toast 9」のポーズ(無音部分)調整の機能を使っている。たいていは0秒〜1.5秒の間だ。音楽ファイルをリップすると曲が無音になって約4秒前後無音のスペースが付いている。これが長い場合は(3)のマスタリングの作業で無音部分の一部を削除して調整する。
(3) デジタル音声ファイルを加工するソフト「Sound Studio」を使って行う。主には音量(楽音レベル)調整と楽曲のフェードアウトだ。今回の様にモノラル録音が混ざるとプロのエンジニアでも難しい。最後はメーターではなく、聴感上の判断によるしかない。
理論上はモノ音源はステレオ音源より3dB低くて同一音量に聴こえるといわれるが、イヤフィーンで聴く機会がおおいので、その場合不自然でない様に1.5dB低いくらがいいようだ。
スピーカーを使って小音量、中音量、大音量と聴き比べるといい。

【クリスマス・ソング INDEX】
Index
収録曲数:27曲  演奏時間:76分48秒(ポーズ含む)

 
 
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