インターナショナルオーディオショー見聞録
2012TIAS入口

2012年11月2日〜11月4日の3日間、東京国際フォーラムで開かれていた2012 TIASに行ってみた。2007年から有楽町の国際フォーラムで開催されているそうだが、そもそもオーディオショーなるものに行くのは20数年ぶりの事だ。
各メーカーが防音処理を施した個室を用意し、お店でもなかなか聴くことの出来ないハイエンドの機器の実物を見たり聴いたりできる。海外/国内合わせて約180ブランドが出品され、オーディオでは世界でもトップクラスの催し物だという。
初日ということもあって各ブースともそんなに混んではいなかった。ビックリしたのは来場者の年齢の高さ。すれちがう人のほとんどが60代後半から70代の白髪の男性。身なりもそれなりにキチットしている。女性の来場者はごく少ない。これがピュア・オーディオを支えるコアなのかと少し心配になる。若い人たち、趣味にお金出さないし、スマホやiPodでしか音楽聴かないしなぁ。
いまオーディオで一番関心があるのはCDやSACDなどの媒体にとらわれないファイル・オーディオの世界。
まずやって来たのは英国CHORD社の製品などを扱っているタイムロードのブース。おりよく評論家の傅 信幸さんが韓国のApril Music社“EXIMUS”シリーズのパワーアンプ「S1」と、デンマークの新鋭ブランドRaidho Acoustics社のスピーカー「Ayra C1.1」を組み合わせたプレゼンに行き合わせた。使用するDAC(D/Aコンバーター)はCHORD社のものではなく、アンプと同じ韓国製“EXIMUS”シリーズの「DP1」。DACとプリアンプを兼ねている。スピーカーのAyra C1.1は強力な磁気回路の12cm口径のミッドウーファーにリボンツィータがのった小型ブックシェルフ(200x370x360)。背の高い大型の専用スタンドが組み合わされている。反応の早い軽やかなサウンドが特徴のスピーカーだ。傅さんの選曲のためもあるが、ウーファーとリボンツィータの音の連携に破綻が全く出ないのに感心。専用スタンド込みで約120万円。チョット手が出ない。

2012TIAS Ayra C1.1


つぎに向かったのはLINN JAPANのブース。創設者アイバー・ティーフェンブルン氏の講演を聴いた。生物学的な観点から耳がいかに重要な感覚器なのかの説明から入る格調の高いレクチャー。結論は音や音楽の良さを見極める時の判断基準をしっかり持とう、そのための普段から訓練しようと言う事。数秒間の音楽(キャロルキング)をMP3、PCM 16bit、PCM 24bitで流して、「一番記憶に残りやすい音が、クオリティの高い高音質のものだ」という実験?も披露してくれた。1時間超の長丁場でくたびれました。

2012TIAS LINN

デノンやフォステックス、CEC、ナスペックのブースも廻ってみたが、最後に別館にあたるD棟の広間のようなところでプレゼンを行っていたアクシスさんのブースへ。米エアーアコースティック社のUSB−DAC「QB-9」のDSD対応モデル「QB-9 192-DSD Version」がお目当て。
QB-9を使ってDSDとPCM 192kHz/24bitのデモ演奏をやってくれた。いずれもダウンロードしたクラシック系の音源だったが、デモンストレーションに使われた米THIEL社の新スピーカーシステムから滑らかでスケールの大きな音が出てきてビックリ。プレゼンには比較のため、ワディアのCDプレーヤーでグレングールドのガラスCDを再生して聴かせてくれたが、DSDやハイビットPCMの再生音はソースにもよるが、CDとは別世界のレベルにあるという印象を強く受けたのだった。

2012TIAS アクシス

 
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ファイルオーディオも流行に乗せられていることを理解しましょう。それがメディアリテラシーというものですね。

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