AirMacExpressを使う
AirMac Express_01b

我が家ではパソコンやプリンタ類は2階のプレイルームにある。
オーディオシステムは1階のリビングなので、基本的にiTunesのライブラリをオーディオシステムで聴く時の接続は無線LANになる。ツイストペアのLANケーブルを引き回すなんて事は金輪際ごめん。MacBook Proを直接オーディオシステムの所にまで持って行って繋ぐなんて事もごめん被る。「Wi-Fi電波の届く範囲のどこか」にMacBook Proがあり、オーディオシステムに繋がったAirMacExpressがいる事が条件だ。
AirMacExpressは本来、家庭内で無線LANの基地局を勤める機器だが、オーディオ的な言葉で表現すると、音楽信号を無線で受信できるD/Aコンバーターで、しかもアナログ出力とデジタル出力(光ミニ)がついている製品ということになる。DACは定評のある米国バーブラウン製「PCM2705」が搭載されている。ステレオミニのフォンジャックのRCAケーブルで、アンプに接続すれば音が出る。また光ミニー光角のデジタルケーブルを使えば、別のD/Aコンバーターとの接続も可能だ。
接続は次のようになる。
iTunes (MacBook Pro)→<WiFiの無線LAN>→ AirMac Express→ PMA-S1(integrated amp) + SL-600 (speaker)

PMA-S1への接続ケーブルは「AirMacExpressこそが最高峰の音源」と宣言してネットで話題騒然のPro CableさんのBeldenケーブルを買ってみた。古いSonyのケーブルと繋ぎかえると音の鮮度の違いがハッキリ分かる。
cable

AirMacExpressは通称。正式の商品名は「AirMac Express ベースステーション with AirTunes」という長い名前をもつ。発売は2004年なので、ずいぶん前から存在する機器だが、この7年間で値段は大分安くなり(現在は8400円)、時代に合わせて無線の速度も上がっている。サイズはMac Book Proの電源アダプタと殆ど変わらない。このなかに電源(内蔵)、DAC、無線LANがギッシリ収められている。本体から直接コンセントが出ている形なので熱がこもりやすいらしく、寿命が平均15ヶ月くらいという話も聞くが、家にあるのは発売開始の年のロット。しばらく箱に入れて置いたままにしていたが、iPhone 3Gを購入するのに合わせ、2008年夏からつい最近まで、家庭内のWiFi基地局をやってもらってた。意外と長持ちしている。

AMP_AME

出てきた音はそこそといっても、FM放送よりはるかにましだ。そういわれなければAMEを経由した音だという事が分からないくらい定位も音の広がりも良い。FMラジオの帯域に音声を載せて飛ばすFMトランスミッターとは雲泥の差の高音質。ただしCDプレイヤーで同じ音源を聴き比べると、まだ差があり過度の期待は禁物だ。
AirMacExpressを経由すると、非圧縮のAIFFは一旦Apple ロスレスに変換されAMEに送られそこで復元されて、さらにデジタル-アナログ変換(D/A変換)を受けて出力をアンプなどに渡す。 
1Mbps程のデータが無線でやりとりされるので、無線LANの転送速度が1Mbps前後だと音の途切れが発生する。ただし転送速度不足は音質が落ちたり、受信不良のノイズが出たりといった問題は起きない。音が切断するだけだ。
無線LANで接続するメリットは大きい。オーディオ特性に少なからず影響する、公衆電源からのノイズや電圧の変動を音のデータから隔離してくれる。少なくとも家庭用電源から出る”バチッ”、”ジー”というノイズを拾わなくて済む。

接続は簡単だ。まずiTunesの入ったMacBook ProのWi-Fi接続をオーディオシステム(「スピーカー」)に繋いであるAirMacExpressに切替える。もしiPhoneのRemote(無料App)を使ってiTunesをコントロールするならiPhone 4SのWi-Fi接続も同じAirMacExpressに向ける。
Remoteを使えば、そのままiTunesライブラリを手元でコントロールできる。噂に聞く英国のLinnのDSシリーズ顔負けの操作性が手に入る。

AirPlay

iTunesの右下にスピーカーの選択ができるボタンが出現するのでそこをクリックすると、どこから音を出すかというのが選べる
スピーカー(上図では「Living Stereo 01」)を選択するとAirMac Expressに出力が切り替わる。マイコンピュータを選択すると利用しているコンピュータから音が出力される。バッファが必要なためしばらく音が出ない。これとは別にAMEの電源投入からの立ち上がりには40秒ほど時間が必要。(そもそもAMEが立ち上がっていないとそこに向けたWiFi接続ができない。)

iTunesに取り込まれている音がAIFFやApple ロスレスのような高品位のものなら、多くの「iPodドック」のようにiPodのヘッドフォン出力をただ繋いで、単純に増幅して再生するという方法とは根本的に異なる高品位再生を実現することが可能だ。
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