NTTドコモ「iモード」端末、18年の歴史に幕
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NTTドコモが従来型携帯電話(ガラケー)向けのインターネット接続サービス「iモード」に対応した端末の出荷を年内をめどに終了し、在庫販売だけにとどめることを発表した。報道によればスマホでインターネットやメールを利用する消費者が増え、iモード対応機の役割が小さくなったとの判断したため。iモード販売開始から18年間での幕引きは、ガラ携からの完全移行を象徴する出来事といえる。
Wikipediaを参照すると『iモード(i-mode)は、NTTドコモのiモード対応携帯電話(フィーチャー・フォン)でキャリアメール(iモードメール)の送受信やウェブページ閲覧などができる世界初の携帯電話IP接続サービスである。』とある。

Mova N502i(改)
Docomo MOVA N 502i

私の最初の携帯は、大画面折畳み型でヒットしたドコモのN502i(NEC製)。手にしたのは2001年春頃。ネットの接続サービスも利用したがiモードのアプリを通じてのもので、PCのIP接続サービスと別物だった。2008年7月にiPhone 3Gを手にしたがiモードとは全く別の世界が広がっていた。
iモード普及の原動力になったiモードメールは笑顔や泣き顔などを表現した独自の絵文字を導入し人気を高めた。競合他社のauやJフォンも絵文字に追従。アップルのiPhoneにも取り入れれられた。LINEのスタンプ機能もその後継。スマホ時代のSNSの有力なツールとなっている。今年10月、NTTドコモの絵文字176種類は「携帯電話でコミュニケーションする上での革命的な変化に寄与した」と高く評価され、米ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに収蔵された。
MOVAからFOMAへ通信回線や端末の進歩に伴い、待ち受け画面や着メロ、ゲームを有料でダウンロードして楽しむことなども広がり、iモードは配信ビジネスの下地を作った。2008年には携帯を中心にした音楽配信が当時のアップルiTunes Music Store全体にの売り上げに匹敵するような巨大なビジネスに膨れ上がっていった。KDDIが3Gのサービス開始とともにスタートさせた着うた。開始4ヵ月後の2003年3月には400万ダウンロードを記録。2年後には高圧縮が可能なHE-AACを採用。4分の楽曲が1.5MB程度の容量圧縮。ダウンロードが5秒程度で済むCDMA 1X WINのサービス開始を待って着うたフルをスタートさせた。同年KDDIは着うたフルの累計ダウンロード数が2億曲に達したことを発表した。2008年着うたと着うたフルの累計有料ダウンロード数が10億ダウンロードを突破。有料ダウンロード数が10億を超えるのは世界初の記録となった。その9割は携帯電話向けだった。

青山テルマ

青山テルマの「そばにいるね」は同年ダウンロード数200万件突破を達成。ギネス世界記録に認定されている。
iモードはその後もFeliCa(お財布携帯)の搭載など独自の進化を遂げるが、国際規格には採用されず主に日本だけで進化を遂げる「ガラパゴス化」が進んだ。国際規格になれなかった理由はいろいろあるが無料で使えるサービスやアプリの自由度などがスマホに大きく引き離される原因となった。
 
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