VHSビデオの終焉
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船井電機は、VHS方式の家庭用ビデオデッキの生産を7月末で終了する。近年は中国の工場の製品を主に北米向けに販売していたが、部品の仕入れが難しく「やめざるを得なくなった」(広報)という。パナソニック(2011年末で終了)やソニー(2002年8月で終了)など大手電機が撤退する中、船井電機が国内で唯一、ビデオデッキを手がけていたという。海外主要メーカーもすでにVHSビデオデッキからは撤退している。フナイが国内で販売していたのはVHS一体型DVDレコーダーDXR170V(45,000円前後)。子会社のDXアンテナがDX BROADTECブランドで展開していた。ちなみに開発元でVHSの登録商標を持つ日本ビクター(現・JVCケンウッド)は2006年以降はVHSを発売していない。
ビデオデッキがほとんど絶滅してる中で、単用途の再生専用機が売られている。アマゾンなどで調べると大阪の製造メーカー「ドウシシャ」が扱う再生専用ビデオカセットプレーヤー HVP-050がSANSUIブランド(ドウシシャがSANSUIの日本での商標使用権を持つ)で15,000円前後で売れらている。

Victor HR3300
初代VHS機 Victor HR-3300(¥256,000)

ビクターからVHS方式のビデオデッキが登場しのはソニーの「ベータマックス」が発売された翌年の1976年のこと。「VHS」とは「ビデオ・ホーム・システム」の略。1時間録画の初代ベータマックスに対し、2時間連続録画が売りだった。翌1977年にかけて、シャープ、日立、三菱、松下といった各家電メーカーも次々に製品を投入、「VHSファミリー」を形成。VHS方式は「ビデオの世界標準」の地位を築いてゆく。

Bata SL-3300
初代ベータ機 Sony SL-6300(229,000円)

録画用テープから撤退する事業者も相次いでおり、有力メーカーとしては2014年12月末で日立マクセルも生産終了。2015年2月にはTDK及び同社の「イメーション」ブランドも生産終了となり、欠品が目立つ。VHSのテープメディアは結構値が張るようになり、3巻セットが1,700〜1,800円程で売られている。VHSデッキをメインに使われているお年寄りには厳しい状況となっている。
 
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