U2のアルバム無料配信はなにをもたらすのか
U2ステージ写真2009
U2 performing at Gelsenkirchen Germany, August 3rd 2009 (Wikipedia)

U2は新作アルバム『Songs of Innocence』をiTunesで独占公開し、期間限定(9/10-10/13)で無料配信している。
日本時間の9月10日未明に行われたアップルのiPhone6及びApple Watch発表会で、ミュージックゲストで登場し演奏を披露したU2が、突如、最新アルバム「Songs of Innocence」をiTunesストアで5週間、無料配信することを発表した。ちなみにCDについては独占配信が終る10月14日からユニヴァーサル傘下のアイランドから発売される。なお欧米ではiTunes RadioとBeets Musicでストリーミング公開される。
無料配信はiTunesの発行済5億個のアカウント、119カ国の利用者が対象。iTunesの機能を使って利用者のiCloudアカウントに購入済みファイルとして事前にセットされる。音楽業界誌Billboardによれば、アメリカだけで配信から24時間で20万回ダウンロードされたという。興味の無い人にも了解無しに送り届けてしまうやり方に、一部では『押し売りまがい』、『音楽スパム』さらにU2に対して『Appleのやとわれバンド』など批判的なコメントも見られる。

Song of Innocence LP
"Song of Innocence LP" cover artwork



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アップルはハイレゾの夢を見るか
ブレードランナー
                                                 <BLADE RUNNER 1982>
タイトルはお分かりのようにリドリー・スコット監督の映画『ブレード・ランナー』の原作、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(原題: Do Androids Dream of Electric Sheep? )」(フィリップ・K・ディック著 ハヤカワ文庫SF)をパロッたもの。未来世界(設定は2019年)生き物は馬鹿高い高級嗜好品。夢にまで出てくるロボットの羊を生身の羊に買い替えるため、主人公はアンドロイド(レプリカント)を追って賞金稼ぎ出かける...。
長らくロッシー(非可逆圧縮)で音楽ダウンロード業界に君臨してきた
iTunes Music帝国が、ロスレス(可逆圧縮)かつ、CD超えのハイレゾ音楽配信の恵みを民に与えるのは何時かを占ってみる。
iTune Logo
音楽ブロガーのRobert Hutton氏のブログ記事(3月21日付け)がきっかけでWWDC 2014(アップルが毎年開催している開発者向けイベント)でiOS8/iPhone 6のハイレゾ対応とiTunes Storeのハイレゾ取扱開始が発表されるという予想が広まった。内容は情報筋から聞いた話として「レッド・ツッペリン・リマスター3作が発売される6月頭、iTunes Storeのハイレゾカウンターのスイッチが入る。ツッペリン発売がそのキックオフイベントだ。」というもの。WWDC 2014開催のタイミングがドンピシャだったため既成事実のように扱われ始めた。

6月2日、WWDC 2014でのキーノートスピーチでハイレゾ音源配信や
iOS8のハイレゾ対応の話は無し。iPhone 6を初めとした新機種の発表は一切行われなかった。ツッペリン初期3作が発売されてから1週間経つが、iTunes Storeでハイレゾ販売が開始されたフシはない。ACC256kHzのロッシー・ファイルは通常発売より一足早く5/25には販売されていたのだが。

今のところ「レッド・ツェッペリン 2014リマスター」3作品のハイレゾ・ファイルが購入が可能なのは米国HDtracks(Zepに関してはテリトリー制限無し)及びフランスのQobuz(テリトリー制限有り)と独HIGHRESAUDIO(テリトリー制限有り)の3社。DSD配信が話題の米国Acoustic SoundはCD、LP、Box Setの取扱いのみでダウンロード無し。3作で最も人気が高いのは「Led Zeppelin I(DELUXE EDITION)」(パリ・ライブ同梱)。「Led Zeppelin I(REMASTERED)」が続き、3位は「Led Zeppelin II(DELUXE EDITION)」。この順位は今のところ(6/10現在)米国HDtracksも日本のアマゾン(CD売上のみ)も同じだ。


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iTunes LibraryをMac Miniサーバに移築
FLAC logo

iTunes Library(約380GB、9000ファイル)をMac Miniサーバ(2TB)に移設した。単なる丸コピーではなくAIFF(リニアPCM)をロスレスのFLACに変換している。FLAC(Free Lossless Audio Codec)はフリーで公開されていることもあり、ネットワーク・オーディオやハイレゾの世界では実質上の標準フォーマット。ファイル容量も50〜60%と軽くなり、可逆圧縮なので音質劣化の心配が無いので人気も高い。

目的はWindowsマシーンのためのHi-Fi環境づくり。フリーソフトのFoober2000と有料のJRiver Media Center(JRMC)が14インチAcer Note(Aspire V5:Celeron Dual 1.5GHz/ Win8.1)にインストールされている。MacBook Proのライブラリの音源をそのままWindowsの2つのプレーヤに引き渡すのが目的だ。ファイルフォーマットはWin系アプリと親和性の高いFLACとした。ファイル共有サーバには
1) Noteの内蔵HDDは320MBのため音楽ファイルはサーバに置く
2) ネットワーク経由でのNAS(Network Attached Storage)の音楽ファイル再生を検証
3) オリジナル・ライブラリ(MacBook Pro)とサーバを手動で同期
4) ハイレゾ巨大ファイル(DSD128、PCM192)の保存先

<X Lossless Decoder>
XLD logo

変換にはリッピングソフトのXLD(X Lossless Decoder)を使用。XLDは国産のフリーウェアで、名のとおりデコーダーの機能が強力。ALAC(Apple Lossless)やFLACも出力フォーマットに選択できる。
今回はファイルメニューにある「フォルダをディスクとして開く」という機能を利用した。普段はCDのリッピングで「オーディオCDを開く」を使うが、CDのかわりにファイルが収納されたフォルダを指定する。変換できるのは収納されたファイルがWAV/AIFF/ALAC/FLACなどに限定され、MP3やACCなどのロッシー・ファイル(非可逆圧縮)には対応しない。


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『New York』をテーマにプレイリストを作る
New York image photo

MacBook ProにiTunesのライブラリーを再構築して1年半が経つ。久しぶりに改訂や更新ではない新規プレイリストを作成した。
iTunesの検索窓に偶然”New York”と打ち込んだところからこの件はスタートする。フランク・シナトラ関連の調べものだった。”New York”でヒットした曲が表示画面にズラリと並んだ。なんと16曲。セックス・ピストルズの「New York」、Tレックス「New York City」も入っている。ビージーズのデビュー曲「ニューヨーク炭鉱の悲劇」もある。
表示されたサイモン&ガーファンクル(S&G)とエヴリシング・バット・ザ・ガール(EBTG)の「The Only Living Boy in New York」はもちろん同一曲。さらにシナトラの「New York, New York」が検索結果に並んで表示されているのを見て、『New York』で新たなプレイリストを作ってみようという気なった。
ピストルズとTレックスを除外して残りのタイトルを『New York』と付けた新規のプレイリストに放り込む。チェックしながらイメージから遠い曲はどんどん外す。シカゴの「Another Rainy Day In New York City」、ボズ・スキャッグスの「Do Like You Do In New York」さらにドン・ヘンリーの「New York Minute」も。ビーチ・ボーイズの「Girl From New York City」もリストから削除。最終的にビージーズの「ニューヨーク炭鉱」もお引き取り願う。出来上がりのイメージがズレそうだからだ。最初のリストに無くても、マンハッタンやブルックリン、ブロンクスなどのNYCの地名そのものや、建物や橋、公園などが歌われている曲は重要な候補。NYC出身のミュージシャンやNYと関わりの深いアーチストの曲も大歓迎。イメージはどんどん膨らんでいく。
<コンセプトを決める>
Chronicle(年代別)物のカテゴリではなく、特別テーマ(映画音楽、地名、Instruments)のカテゴリに入るコンピレーションだ。
1) New Yorkを象徴する様な曲を集める。
2) 文化・演劇・音楽の最先端、大都会のイメージ。
3) NYだから50年代のドゥワップの名曲も。
4) ロウアー・マンハッタン、ミッドタウンの雰囲気がある曲。

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「Girls Pop 50's & 60's」のプレイリスト作り
涙のバースディ・パーティcover 2

ガール・グループ (girl groups) は米国で起こった大掛かりなムーブメントだった。50年代末~60年代半ばまではアメリカン・ポップスの黄金時代。女性ポップ・アイドルも負けないくらい活発だった。ガールズ・ポップ(girls pop)の動きが頂点に達するのは1963年のこと。この年にヒットした、レスリー・ゴーアの「It's My Party(涙のバースディ・パーティ)」と「You Don't Own Me(恋と涙の17才)」の2曲がプレイリストの白眉。60年代ガールズ・ポップ・サウンドの最高峰といっていい。「It's My Party」の出だしのインパクト、バック・コーラスでの手拍子、間奏のノリのよさなど、当時のポップスやロックンロールの一般的な水準を遥かに越えている。「You Don't Own Me」も同様、ストリングスアレンジや音の空間処理は最近の作品と遜色無い。メインストリームのポップが持つサウンドを持っている。
ガール・グループの覇者が西のフィル・スペクターなら、ガールズ・ポップ界のチャンピオンといえるのは悩める十代の心を歌うアイドル、レスリー・ゴーアを育てた東のクインシー・ジョーンズと言えるかも知れない。

クインシー・ジョーンズ

Mercury Recordsの制作部長兼プロデューサーだったクインシー・ジョーンズは契約したばかりの若い女性歌手レスリー・ゴーアのプロデュースを依頼される。16才の少女のためにクインシー・ジョーンズはエンジニアにフィル・ラモーン、アレンジャーにクラウス・オガーマンを配する強力な制作体勢を敷いた。フィル・ラモーンはビリー・ジョエルを手掛けてカリスマ・プロデューサーに、クラウス・オガーマンはクリード・テイラーの右腕としてCTIの屋台骨を背負うアレンジャーとなる。2人とも超が付くスタッフだった。
初ヒットで全米1位。「It's My Party」はクインシーとレスリーが200枚に及ぶデモ盤(アセテート盤サンプル)から選んだ曲。西のフィル・スペクターもこの曲をクリスタルズの次のシングル盤候補と決め録音を進めていた。両者はNYで直接対峙する。1963年3月30日の夕刻。場所はカーネギホール。シャルル・アズナブールのコンサート会場でのこと。クインシーはコンサート後のレセプション・パーティーの責任者だった(アズナブールは親会社のPhilips専属)。クインシーが会場の外でたたずむところへ、コンサートに来たフィル・スペクターが話しかける。「これまで聴いた事が無いくらい良い曲をクリスタルズで録音しているんだ・・・。」クインシーは「曲名はなんていうんだ?」と問いかける。もちろん「It’s My Party」がフィルの答え。クインシーは何も言葉を返さなかった。


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ジョージ・ウィンストン 「December」
Winston_December

昨夜で『Xmas Song 強化月間』は終わり。Xmas物のCDや私家版のCD-Rコンピレーションは来年のシーズンまでバックヤードへ移動した。最後を締めくくったのはジョージ・ウィンストンの「December」。
ジョージ・ウィンストンの四季4部作の一枚。この盤だけは季節ではなく『12月』がテーマ。11月末のサンクスギヴィング・デイ(収穫祭)から始まるクリスマスシーズンを取り上げている。バッハのコラール第147番「主よ、人の望みの喜びよ」を元にした「ジョイ (Joy)」、19世紀のウクライナ人の伝承祝歌「キャロル・オブ・ザ・ベルズナイト」や「パフェルベルのカノン」、さらにクリスマス・キャロルの定番「柊と蔦 (The Holly And The Ivy)」など古い聖歌をもとにした楽曲等を中心に収録したピアノ・ソロ・アルバムだ。
4部作の中では最も音に気を使っている作品。ピアノの残響音とともに空気感まで伝わってくるような究極のアコースティック録音が楽しめる。この盤をかける時はエアコンやガスストーブなどは止めて、静かな部屋で楽しみたい。


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私家版「クリスマス・ソング Deluxe」を作る
Midtown Xmas Display
六本木ミッドタウン Xmas Display 2011.12.15

いよいよ師走となった。我が家ではこの時期になると、普段は奥にしまってあるXmas物のCDを居間のCDラックに移し替える。洋盤クリスマスCDに「クルミ割り人形」や賛美歌物も入れると30数枚になる。気が向いたら作ってきた私家盤クリスマス・ソングのCD-Rを加えると50枚ちかくの数になる。今月は音が安定するまで小一時間かかるプリメインアンプの DENON PMA-S1は年内は火を落とさない。
ブログに書いた様に、今年3月に自宅のCD全てをリッピングし直して、Mac Book ProのiTunesでMusicライブラリーを新たに構築した。クリスマス物の音楽ファイルも新たにリッピングし直されている。これまでのiMacのiTunesのライブラリーをもとに作ったCD-RのXmasコンピレーションと音を比較したくなった。Mac Book ProのiTunesのライブラリーでクリスマス・コンピレーションをあらたに1枚作ってみた。当然、これまで蓄積された洋楽クリスマス・ソングのベスト盤的なものになる。レコードメーカーではライセンスの問題で決して組み合わせる事の出来ない、夢の組み合せがプライベートユースの私家盤では可能だ。
<主な企画意図>
1) 洋楽ポピュラーのクリスマスソングの定番曲を収録。
2) 50年代〜60年代アレンジやオーケストレーションのスタンダード曲を入れ、ノスタルジックな雰囲気を打ち出す。
3) 歴史的名作 フィル・スペクター、シンガーズ・アンリミテッド、ビーチ・ボーイズのXmasアルバムをフィーチャーする。
4) 新作物は押さえ気味。リピート演奏に耐えられるオーソドックスなクリスマス・アルバムにする。



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江端さんへの返信
Macメールアイコン
FC2 Brogのコメントとメールの仕掛けがどうなっているのか
よくわからないまま削除してしまいました。
ここに直メールの形で本文として掲載いたします。

江端さんからのコメント
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
突然の書き込みで申し訳ありません。掲載されているitunesの
プレイリストを見て、多分同世代の方と拝察いたします。
小生も昨年退任し単身赴任を解消、赴任先の神戸で始めたファイル
オーディオですが、win7+foobar2000(wasapi)の音や定位に
いまひとつ納得出来なく、最近macbookproのマイナーチェンジに伴い
型落ちとなった314を入手し、Audirvanaをインストールし、レベルの
違いに驚いています。
ただひとつ困るのは、当方の600枚程度のデータがwavのため階層無しのitunesではとても管理できなく、またQNAPのituneサービスを設定しても『共有』に認識されず、迂闊にituneのファイル削除をすると元データも消去などという羽目に陥りかねず、都度Audiorvanaにファイルを読み出しているお粗末な状況です。
もし、ご迷惑でなければ色々とご教示賜りたく、不躾なお願いで恐縮ですがメールを頂戴できれば幸いです。
江端 拝
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

江端さん
いつもお読みいただき有難うございます。
同世代で間違いありません。私もリタイヤ組になったばかりです。
MacBook Proお求めになったとありますが、私がこの春
購入したモデルです。OSはLion。OSもアプリも64bit
クリーンで動きます。
嬉しいのは搭載された64bitのiTunes 10.6(最新10.6.3)
の能力と音質が共に向上したことです。
デジタルメディアプレーヤーとしての音質向上
リッピングソフトとしての能力(精度と速度)の向上
どちらも目覚しいものがあります。

もし600枚のCDが手元にあるのだったら、思い切って
すべてリッピングしてしまうのがベストのソリューション
です。ただしリッピングには速度の出る外部ドライブ
(Firewire、USB2.0)を使うこと。私の場合はLaCie
の古いCD-ROMドライブLite-onLTR-522465を使って
丸4日間で620枚をリップしました。iTunes3からだったので
CDDAのGracenoteのメタ情報の表記法の違いでLibrary
のフォルダが乱雑だったものが一気に綺麗になりました。
もし内臓のDVDドライブ Matshita DVD-R UJ-8A8を使う
のだったら、フリーのリッピングソフトXLDを併用してみて
下さい。使い方のTipsはわたしのBrog見て下さい。
作業日程は倍近くかかるかと思いますが、結果はBESTです。


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リッピング・ソフト XLD(2)
xld vs itunes 02

XLDを使ってみて、iTunesより音質面で劣っているところはなさそう。むしろフォルテシモの音の重なりは破綻なくリップしてくれる。CDの取り込みが頻繁にあるわけでは無いので、リッピング時間が5倍近くかかっても怖くない。XLDの出番はこれからも増えそうだ。我が家ではMacBook Pro内蔵ドライブとの組み合わせが標準になる。
<簡便な利用方法>
iTunesの使い勝手はそのまま、リッピングにだけXLDを使う。お手軽な使い方を紹介しておこう。いくつかの設定が必要になるが、リップしたファイルは普段どうりiTunesで操作できる。

【環境設定】
XLDを最初に起動したら、まず「環境設定」を開いて幾つかの項目を設定する。左端の「一般」のタグを開いて行う。
xld_preference_panel

1) 出力フォーマット 『AIFF』または『Apple Lossless』(FLACやWAVも選択可能。)
2) 出力先 「指定」にクリック。『/Music/iTunes/iTunes Media/Music』(データが置かれている場所を指定。"Music"指定でOK。)
3) ファイル名の書式
「指定」にクリックを入れる。 『 %a/%n - %t 』を右の欄に書く。
(これでiTunesと同じフォルダ名や階層構造になる。%aと%nの間は半角の"/"(スラッシュ)。%n - %t はハイフォンとの間半角あけ。)
4) 「可能であれば変換後にファイルをiTunesに追加」
にチェックを入れる。つづいて下段の『ライブラリ』を指定する。
以上で終わり。その他のタグの「バッチ処理」、「メタデータ」、
「CD読み込み」は初期設定のまま触らない。


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リッピング・ソフト XLD(1)
XLD

以前にも触れた音元出版の編集部でAudirvana(プレーヤソフト)とともに強く薦められたのが、リッピングソフトのX Lossless Decoder(略称:XLD)。「Lossのないデコーダー」というネーミングのソフトで、本来はロスレス(可逆)圧縮ファイルのデコードが本業のMac OS X用のツール。リッピングが非常に優れているということで最近注目を集めている。
iTunesもヴァージョンが10.6になり、64bit OSのLionで動くようになって音質が大幅に向上した。ネット上でも「iTunesのリッピングは音が悪くて」という声をを聞くことはほとんど無い。私自身も約650枚のCDをiTunes 10.6 + Firewire外付けCDドライブで一気にリップしたが、音の不満はほとんどない。
今後予定しているAudivana Plusのアップサンプリングの機能を使ってみたりする前に、リッピング違いで音の違いがあるのかを確かめるためにXLDをトライしてみることにした。
XLDは国産のフリーウェア。募金をお願いしているようなので正確にはドネーションウェア。国産なのですべて日本語表示なのがうれしい。
入手先はこちら。http://tmkk.hp.infoseek.co.jp/xld/
失礼しました。  http://tmkk.pv.land.to/xld/

XLDはその名のとおりデコーダーとしての機能も強力。WAV、AIFF、Apple Lossless, FLACが出力フォーマットに選択でき、可逆圧縮だけでなく非可逆圧縮のAACやMP3(LAME)での出力も可能。幅広いフォーマットに対応している。
ハイレゾでダウンロードした192/24とか96/24のFLACのファイルをiTunesで扱いやすいように無劣化でAIFFやALACなどに変換したい場合などに最適なソフトでもある。

XLDはインターネット上のデータベースと比較して正確に読み込めたかどうかを検証するAccurate Ripという機能を実装している。不特定多数のリッピングのCRC32ハッシュをデータベース化した "AccurateRip"というサービスで照合することで相対的に正確性を確認する機能だ。(最近のリッパーには標準的な機能になりつつある。)その代償として取り込みが遅いことがあげられる。iTunesは20倍速ぐらい行く場合があるが、XLDはMacBook Proの内蔵のドライブだと精々2、3倍速CDくらいの取り込み速度で、iTunesよりもはるかに劣る。


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iTunesとプレイリスト(2)
Mellow Cuts Vol.1

【プレイリスト】
カセットを使ってコンピレーション(編集)テープを作っていた時代から、曲順とレベル合わせは厳密にやっていた。カセットのリールをわずかに戻して曲と曲の間を詰めたり、REC+PAUSEボタンの両押しからクイックスタートをかけたりと様々の工夫をしたものだ。
お好みの曲を組み込んだコンピレーションに一番重要なのは選曲。これが良いか悪いかで一度で見向きもしなくなるか、なんど繰り返しても飽きがこないかの分かれ道になる。荒選びした段階でそこそこ良い曲が選択出来れば、シャッフルでOKの場合も有るが曲順まで納得いくと満足度が違う。
アップルによれば「プレイリストとは、曲やビデオを集めた独自のリストで、ユーザーが曲単位、もしくは条件単位で曲をグループ化する機能」としている。
iTunesの画面左下にプレイリストが並ぶ。ここには2種類のリストが登録されている。1つは好きな曲を手作業で登録して再生順を調整する通常のプレイリスト。もう一つはライブラリ内の曲を絞り込む条件を設定、その条件に合う曲をリストアップする「スマートプレイリスト」だ。
[スマートプレイリスト]
最初からiTunesには「60年代ミュージック」「クラシック音楽」「トップ25」「最近追加した項目」などが設定されている。どれか一つを反転させて、ファイルメニューから<スマートプレイリストを編集>を選んで開いてみるといい。ギッシリ抽出条件が並んだ画面が表示される。毎日自動で動く巨大な検索・抽出機能と考えるとイメージしやすい。
iTunesがリスト化する条件は任意で作成・編集できる。
「ジャンル」「アーチスト名」「再生した日」「追加日」など思いつく限りの条件を組み合わせて、iTunesライブラリにある隠れ名曲抽出のための「本当に好きな曲」なんてスマートプレイリストを作ることもできる。ただし筆者の主旨と合わないのでこの機能は使った経験がない。
[プレイリスト]
好きな曲を手作業で登録して再生順を調整する通常のプレイリスト。
ファイルメニューから<新規プレイリスト>選び、新しいリストにタイトルを付ける(後で変更も可)。気に入った曲をライブラリから選択してドラックすると曲が登録される。プレイリストはあくまで再生する曲のプレイリストであり、曲データはライブラリで管理されている。リストのなかでは自由に曲を削除・追加できる。リストから削除する時「選択した項目をリストから削除してもいいですか?」の確認が出るが安心して[削除]を押してかまわない。別々のプレイリストに同一の曲目が入っても同じ曲が二重にコピーされる心配も無い。
【iPhoneとプレイリスト】
iPhoneは、パソコン上に保存してある音楽や動画を「同期」というシステムによって、iTunesのものと全く同じ状態にする。コピーというよりは同じ状態にするというのが「同期」で、たとえばMacのiTunes上で曲を削除するとiPhone上の同じ曲が削除される。
筆者の場合、iTunesのライブラリは非圧縮のAIFFなのでiPhoneに全てのファイルを置く事は物理的に不可能。iPhoneとの同期(取り込み)はプレイリスト単位になる。同期した5〜6個のプレイリストの一部分を2〜3週間ごとに入れ替えている。
iPhone 4S

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iTunesとプレイリスト(1)
iTunes_PKG_Display

プレイリストを作りを始めたのは、iTunesの音楽ライブラリからお気に入りの曲を抽出し、編集盤(オムニバス)CDを作ることが目的だった。
CD−Rに焼いて、それを携帯プレイヤーやカーオーディオで楽しむことがメインの楽しみ方だった。(iTunes導入からの経緯は「 ミュージックサーバ計画(1)」に詳しい。)
通勤の行き帰りにポータブルCDプレーヤ&イヤフォーン。田舎(栃木県鹿沼市)との車の往復ではカーステレオ。携帯CDプレーヤSL-CT510からiPod Shuffleを経て、現在のポータブルディバイスはiPhone 4Sになっている。
iTunesに取り込んだ曲目からCD-Rに焼くために、まず必要になるのはプレイリストだ。商売柄、売り物になるくらいのクオリティのお皿を目指して作るから、当然プレイリスト作りにも力が入る。

【演奏時間】
CD-R 700GBは80分まで(昔の650GBは74分)だが、音が詰まって聴きづらくなるので78分以内に収めるのが音質的にベストのようだ。
CD-DA(音楽CD)フォーマットでは時間の80分以内が優先され、700GBを越えても容量は問題ない。またIS0 9660などのデータを記録するフォーマットでは容量が優先し700GBを超えるデータは入らない。
音楽CDの収録安全圏内でも77〜8分あるので、1曲が短いオールディズ物なら30曲。ポピュラーのオムニバス物でも20〜25曲は楽に入る。ちなみに手元には72分前後のプレイリストも幾つか残っている。これは650GB(74分)時代の名残だ。
CD-R_disc



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iTunes 10.6は64ビット
Cover_Flow

iTunesへの再登録が終わった。CD約630枚、曲数では7800曲、容量は275GBという結果は前回とかわらない。自分にもご苦労様という気持ちだ。
ライブラリの収録曲を聴いてみるとソリッドな感じはそのままだが中低音がふっくらしたことで固さは全く感じられない。前回MacBook Proに構築したiTunsライブラリの音とは明らかに違う。細部までクリアーでエネルギーのある音だ。iTunesで聴いても不満の残らない分解能の高い音だ。Audirvana Plusの出番はあるのかと心配になるくらいクオリティは高い。
明らかにiTunesのリッピングのクオリティがあがっている。
MacBook Pro購入時のiTunesのヴァージョンは10.53。それがこの作業を行った時点で現行の10.6にヴァージョンアップしている。ちなみに
iTunes 10は2010年9月に登場してからポータブルディバイスのiOSやiCloudに対応するためこの1年半の間頻繁にヴァージョンアップを繰り返している。
2010.09.10   iTunes 10
2010.11.12   iTunes 10.1
2011.03.03   iTunes 10.2
2011.06.10   iTunes 10.3
2011.07.20   iTunes 10.4
2011.10.12   iTunes 10.5
2012.03.08   iTunes 10.6
iTunesは10.5から10.6になってリッピングの精度や性能面で改善があったことが充分考えられる。

アクティブモニター

MacOSX Lionは64ビットのOS。さらにLion上で稼働するアプリケーション全ては64ビットで動作している。
もちろんiTunes 10.6もAudirvana Plusも64ビットだ。
この辺は32ビットの Snow Leopardで動くiMac 17インチのiTunes 10.6と大きく違うところだ。

前回にも述べたが、MacBook Proの内蔵ハードディスクがOS再インストールの際にフォーマットされている。これが収録されるiTunesデータに良い影響を与えているのかもしれない。

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もう一度リッピングからやり直し
やり直し

幾つかの事情があってiTunesへのライブラリ登録を全てやり直す事になった。OSの入れ直しからだから、ゼロからのスタート。リカバリディスクを持たないLion再インストールの話は後日紹介したい。
トラブルは不要なソフトをギリギリまで削除しようとした作業中に起こった。OSXのLibraryのファイルをひっかけたことが原因のようだ。修復アラートが出るが、修復できない状態になった。Time Machineのデータで復旧することも出来たが、今回はその方法をとらなかった。
理由は幾つかある。CDをリップしたファイルを第1世代のものにしておきたいというのがひとつ。
今回Mac Book Proで作ったライブラリの音が、固くてソリッドな感じが強く気に入らなかったことも大きい。Audirvana Plusをつかうと納得できる音になるが、iTunesだけの再生では不満が出てしまう。iPhone 4Sにプレイリストを取り込んで聴いても音の性格は変わらない。同じ事がCDDA(音楽CD)で焼いても起こる。CDバーニングはiMacの役目と決めつけると先行きが暗い。少なくともiPhoneでこのソリッドな音とつきあっていくのは辛い。
やり直したかった理由のもう一つは過去と異なるパラメータでリッピングをしたこと。iTunesの「読み込み設定」でオプションの「エラー訂正」をONにしたこと。ちなみにiTunesの初期設定はOFFになっている。さらにFireWireの外付けドライブを取り込みに使った事などだ。
やり直したからといって確実に音が変化するという自信はなかったが、OSの入れ直しで内蔵ディスクにフォーマットがかかるので、ライブラリの記録媒体に良い影響があるかもしれないという淡い期待もあった。少なくともファーストジェネレーションのAIFFファイルはキープ出来る。

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iTunesアートワーク登録(2)
洋楽ポピュラーのメジャーな作品だったら間違いなくiTunes Storeで手に入ると思うと落とし穴がある。
先頃亡くなったWhitney Houstonの1987年の作品「Whitney(邦題:ホイットニーII〜すてきな Somebody)」がそれ。2012年3月時点ではすでに商品が扱われていなかったのだ。結果的に画像はAmazonのお世話になった。
whitney


CDをリップした時にiTunesに登録されたGracenote(CDDB)のものとiTunes Storeが持つデータベースがのタイトルが微妙に違っていたため、超有名な2作品にまったく同じ画像が貼られたるというトラブルにも見舞われた。「Led Zeppelin |」に「Led Zeppelin Ⅳ」の画像が貼り込まれてしまい、有名なツェッペリン飛行船炎上のアートワークが消し飛んでしまったのだ。(ちなみに「Led Zeppelin Ⅳ」の画像は正しく貼られていた。)
iTunes Storeのデータでは「|」ではなく単純に「Led Zeppelin」となっている。ギリシャ数字の「|」と「Ⅳ」」が誤って処理されたためこのトラブルになったと思われる。どちらの表記が正解かは発売元のワーナーにもよるが、ウィキペディアでは「Led Zeppelin |」の表記をとっている。
zep_cover_art


iTunesではアートワークの画像の取り扱いが二通りある。iTunes Storeから入手・登録した場合と特別なソフトでAmazonなどから入手して登録したり、手動で登録した場合では異なるのだ。
iTunes Storeから入手・登録したアートワークは、Macの場合は[Music]のフォルダの[iTunes]-[Album Artwork]-[Download]のフォルダ(Windowsの場合は[My Music]のフォルダ)に保存される。
今回のようにフリーウェアのAlbum Artwork Assistantを使ってアートワークを登録したり、自前で用意した画像をドラック&ドロップで登録した場合は、画像は曲ファイルに埋め込まれる。画像容量の分だけ曲データの容量が大きくなので、JPEGなどの圧縮で容量が少ない(大体50kb〜200kb程度)フォーマットがお勧め。
ためしにそれぞれの実ファイル(筆者の場合AIFF)を見てみよう。タイトルにマウスをあて、右クリックの「Finderで表示」で「iTunes Music」に収められたファイルが表示される。iTunes Store提供のものはアイコンが音符マーク。これに対して自力で貼り込んだものにはアイコンに画像が付いているのがわかる。



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